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独特の非線形ばね特性と減衰性を有し、しかも金属ばねに劣らない耐久性を備え、また耐油、耐熱性の合成ゴムを利用することにより潤滑油中でも使用ができます。
ナイトハルトゴムばねは金属性の内外殻(かく)間に円柱形のゴムを圧入したもので、世界各国で実用化が進められています。
独特の非線形ばね特性と減衰性を有し、しかも金属ばねに劣らない耐久性を備え、また耐油、耐熱性の合成ゴムを利用することにより潤滑油中でも使用ができます。
金属製の内外殻間に円柱形のゴムを圧入したもので、構造がきわめて簡単であり、したがって、製作、品質管理とも容易で、常に安定した性能をお約束します。
使用ゴムの材質は弾性が高く、へたり(疲労)の少ない厳選された良質のゴムで、材質変化によるばね特性のバラツキは最小に押させられています。またばねとして作動時には第2図、第3図のようにゴム丸棒が内外殻間において転がりながら圧縮されますので、ゴムの圧縮に対する非常に強い特性を最も有効に利用した独特のばねです。従って他のゴムばねに例をみない長い寿命が得られます。
ばね特性は第4図に示すように特有の非線形で、しかも芯金の形状を変えることにより、ばね特性を自由に変化させることができます。特にインポリュート形芯金を使用した場合の回転ストロークは1ユニットで最高50°まで任意の設計が可能です。
低温になるとゴムが硬化して使用に耐えないという心配がありますが、ナイトハルトゴムばね(NHゴムばね)ではゴムが破損することなく常温時とほとんど変わらぬ働きをします。これは低温になると次第にゴムが硬化してばね常数が高くなりますが、同時にゴムのダンピングが増加して、振動によるゴム内部の発熱が急激に増加しますのでゴムの温度上昇が適当にゴムの硬化を防ぐことになります。従って車両などの緩衝ばねとしてその特性を遺憾なく発揮します。
スプロケットやギヤなどのトルク緩衝装置および伝動軸のカップリングとして使用した場合は従来の市販されているものに比べて優れた緩衝性能を示します。またゴムばねは金属ばねに比べかなり大きなダンピング性をもっており、しかも独特のNH機構により原動機や被動機から起きる振動や衝撃を良く吸収します。特に近来問題化されている公害関係では作業環境における振動障害予防対策などの解決に役立っています。
耐油、耐熱性の合成ゴムを利用することによって、エンジンオイル、ミッションオイルなどの潤滑油中で使用できます。本「油中トルクダンパ」は自動二輪車のクラッチやミッションギヤなどに採用され、そのすぐれたトルク緩衝性能とともに高く評価され、ご好評をいただいています。